うつ病の合併症

うつ病と不安障害は、合併しやすいと言われています。不安障害には、強迫性障害、PTSD、パニック障害などの恐怖症があります。特に理由はなくても不安が頭から離れなくなり、それが慢性的に続くのが特徴です。これらの不安障害にかかると、発汗をはじめとして頭痛や動機などの身体症状も出ます。

強迫性障害とは、根拠のないこだわりにとらわれて、その考えに支配されてしまう病気です。PTSD(心的外傷後ストレス障害)は、過去に受けた精神的なダメージがトラウマとなって、再び恐怖を感じるというものです。パニック障害は、突然不安に襲われ動悸や呼吸困難などを起こします。どの症状が出るかは、そのときになってみないとわかりませんから、不安な生活をおくることになってしまいます。

うつ病が先に発症するのではなく、最初にさまざまな不安障害が出て、それらの症状がうつ病を引き起こすということです。診療内科などを訪れて不安障害だと診断されたら、ほかの合併症も心配されたほうがいいかもしれません。このような合併症も含めて、治療には抗うつ薬や抗不安薬などを用いた薬物療法が行われます。ほかに、認知行動療法などの精神療法を併用しながら治療にあたります。